第107回日本美容外科学会
発表内容
第107回日本美容外科学会学会長 久次米 秋人
第107回日本美容外科学会学会長を、当院のCEO兼総括院長の久次米 秋人が務めました。当日は、日本国内外から総勢800名以上の医師が来場し、相互に美容医療の発展に寄与しました。
共立美容外科からも複数人の医師が参加をし、発表も行いました。
このページでは、共立美容外科の医師の発表内容をご紹介します。
浪川 浩明 共立美容外科グループ副院長
◆プログラム名「シンポジウム:私の行う顔面骨形成術」
◆題名「下顎骨削りの手術立案段階でIdeal osteotomy lineが下歯槽神経走行と重なる場合の実践上の工夫」
共立美容外科グループ副院長の浪川医師はエラ削りや頬骨削りなどの輪郭を形成する手術「骨切り(こつきり)」のシンポジウムにシンポジストとして登壇しました。
シンポジウムでは、「下顎骨削りの手術立案段階でIdeal osteotomy lineが下歯槽神経走行と重なる場合の実践上の工夫」という題名で、下顎(したあご)の骨を削る場合の工夫について、実際の手術動画を使用しながら発表しました。
下顎を削る場合、神経が露出する限界まで、下顎を削る方法がありますが、その場合、時間がかかってしまいます。今回のシンポジウムでは、下顎体(かがくたい)の裏側からも神経管を挟み込む様に工夫して下顎を削ることで、より短時間でより正確な下顎の骨削り術の方法について解説しました。
亀井 眞 宇都宮院院長
◆プログラム名「シンポジウム:痩身治療 脂肪吸引から非侵襲治療まで」
宇都宮院の院長の亀井医師が、痩身治療や脂肪吸引についてのシンポジウム「痩身治療 脂肪吸引から非侵襲治療まで」の座長を務めました。
玉田 洋 高松院院長
◆プログラム名「一般演題」
◆題名「重瞼ライン作成が比較的難しいと思われる症例についての考察」
高松院の玉田院長は一般演題で、二重整形の際に二重の瞼のラインの作成が難しい症例の対策について「重瞼ライン作成が比較的難しいと思われる症例についての考察」という題名で発表いたしました。
発表内では二重の瞼のラインを作成する難しい症例を実際に紹介し、どのように患者様の希望通りの二重のラインにするのか、発表しました。
川上 勉 神戸三宮院院長
◆プログラム名「一般演題」
◆題名「美容外科における声門上器具を用いた手術麻酔について」
川上医師は、厚生労働省認定の麻酔科標榜医(ひょうぼうい)資格を有しているので、美容外科で行う全身麻酔の麻酔について「美容外科における声門上器具を用いた手術麻酔について」という題名で発表しました。
美容外科手術は、体の表面の手術が多いので、そのほとんどを局所麻酔で行っていますが、あご削りやエラ削りなどの輪郭の骨を切る手術や、胸にシリコンバッグを入れる手術、太ももや腹部の脂肪吸引の手術、フェイスリフトの手術などは全身麻酔で行います。
全身麻酔の手術は管理に技術が必要ですが、手術を受ける患者さんにとっては術中の痛みを感じることがないので精神的・体力的な負荷を減らすことができます。
共立美容外科の全身麻酔は、主に声門上器具を使用して行っています。学会では、全身麻酔の方法について解説しました。