しみ、そばかす、毛穴、
色素沈着、赤ら顔
フォトフェイシャル
フォトフェイシャルとは
Photofacial®(フォトフェイシャル®)は、シミ、そばかす、炎症後色素沈着、毛穴、赤ら顔などの肌の悩みを、マイルドな光の照射で治療する医療マシンです。
フォトフェイシャルが照射する光はIntense Pulsed Light(インテンス・パルス・ライト)、略してIPL(アイピーエル)と呼ばれることが多いです。
このIPLという光は、黒色や赤色に反応します。そのため、シミ・そばかすなどの原因となるメラニン色素(黒色や茶色)や、毛穴の汚れ(黒色)、赤ら顔の原因となる毛細血管(赤色)にアプローチして、肌のお悩みを治療します。
日本ルミナス社
Photofacial®(フォトフェイシャル®)は、 日本ルミナス社が販売している、シミ、そばかす、炎症後色素沈着、毛穴、赤ら顔などを治療する医療機器です。日本ルミナスの本社はイスラエルにあります。
フォトフェイシャルはこのような方に向いています
- シミを治したい
- そばかすを治したい
- 肌を明るくしたい
- 毛穴を目立たなくしたい
- ニキビ跡を治したい
- 色素沈着を治したい
- 赤ら顔を治したい
皮下の構造
皮下組織は、皮膚の表面から、表皮、基底層、真皮、皮下組織といった層に分かれています。
しみなど、肌の色が他の肌の色と違った個所は、その症状の種類によって現れる皮下の層が違います。皮下の浅いところ(表皮)にできる症状もあれば、深いところ(真皮)にできる症状もあります。
しみなどができる皮下の層
「老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)」および「日光性黒子(にっこうせいこくし)」と呼ばれている「しみ」や、「雀卵斑(じゃくらんはん)」とも呼ばれている「そばかす」は、表皮にできます。
「肝斑」は基底層から表皮にかけて、「ADM」は基底層から真皮にかけて現れます。
「炎症後色素沈着」は表皮から基底層、真皮層にかけて、幅広くうっすらと現れます。
そして、赤ら顔の原因となる毛細血管(ヘモグロビン)は主に真皮にあります。
しみなどを治療する美容マシン
しみやそばかす、色素沈着、毛穴、赤ら顔の治療用の医療マシンはフォトフェイシャルをはじめ、ピコレーザーやYAGレーザーなど数多く出ています。
患者様の症状に合わせて、医療マシンを使い分けています。
光とレーザー
しみやそばかす、色素沈着、毛穴、赤ら顔の治療用の医療マシンは数多く出ていますが、大きく分けると、光を照射するマシンとレーザーを照射するマシンの2つに分けることができます。
フォトフェイシャルは、光を照射するマシンになります。
波長
光やレーザーは「波長(はちょう)」という性質を持っています。波長は周期的な長さで、空間を伝わる波形の事です。
波長の周期が長いと、「波長が長い」といい、波長の周期が短いと「波長が短い」といいます。波長が長いと遠くまで光やレーザーが届き、波長が短いと光やレーザーは近くまでしか届きません。
医療マシンはそれぞれマシンごとに照射できる波長の長さが異なります。
皮膚の深い層の真皮をターゲットとして治療する場合は、長い波長で治療し、皮膚の浅い層の表皮をターゲットとして治療する場合は、短い波長で治療します。
長い波長は1064nm(ナノメートル)や1200nmで、短い波長は532nmや560nmになります。
数字が大きくなれば波長が長くなります。
ルビーレーザーは、694nm(ナノメートル)の波長のレーザーを照射し、アレキサンドライトレーザーは755nmの波長を照射します。
スペクトラレーザーやメドライト C6といったYAGレーザーやピコレーザー(ピコドリーム)は、532nmと1064nmの、2つの波長を照射することができます。
レーザーは上記のように、1つまたは2つの波長を照射しますが、光は複数の波長をもっています。フォトフェイシャルは光を照射するため、560nmから1200nmの間の複数の波長を同時に照射することが可能です。
この複数の波長を同時に照射することができることが、レーザーと大きく違うことのひとつです。
しみ、そばかす、色素沈着、赤ら顔などを同時に治療
フォトフェイシャルの光(IPL)は、560nmから1200nmの波長が同時に出ています。
560nmは皮膚の浅い層の表皮に光が届き、1200nmは皮膚の深い層の真皮に光が届きます。
コラーゲン生成も活性化
そのため、皮膚の浅い層の表皮から皮膚の深い層の真皮までまんべんなく同時に治療でき、しみ、そばかす、色素沈着、赤ら顔などを同時に治療することが可能です。
また、真皮にあるコラーゲンを刺激し、コラーゲンを活性化させるので肌に張りを与えることが可能です。
※効果には個人差があります。
3種類のハンドピースがついています
フォトフェイシャルの光(IPL)を照射する部分を「ハンドピース」と呼びます。
フォトフェイシャルには、560、590、640の3種類のハンドピースが備わっています。
3種類のハンドピース
560のハンドピースは、560nm付近に光のピークがあり、560nmから1200nmの光を同時に出すことが可能です。
590のハンドピースは、590nm付近に光のピークがあり、590nmから1200nmの光を同時に出すことが可能です。
640のハンドピースは、640nm付近に光のピークがあり、640nmから1200nmの光を同時に出すことが可能です。
患者様に合わせてハンドピースを交換
患者様の肌の状態やお悩みによって、ハンドピースを交換して使用します。
肌の症状に合わせて細かく設定
フォトフェイシャルは、患者様の症状に合わせて細かく設定を変更することが可能です。
お一人お一人の症状やお悩みに合わせて設定を変えてフォトフェイシャルの治療をしています。
しみ
しみ(老人性色素斑、日光性黒子)の要因となるメラン色素は黒色や茶色をしています。フォトフェイシャルの光、IPLは黒色や赤色に反応します。
フォトフェイシャルから照射されたIPLがメラニン色素を破壊し、しみを治療します。
そばかす
雀卵斑(じゃくらんはん)とも呼ばれる、そばかすの要因となるメラン色素は黒色や茶色をしています。フォトフェイシャルの光、IPLは黒色や赤色に反応します。
フォトフェイシャルから照射されたIPLがメラニン色素を破壊し、そばかすを治療します。
炎症後色素沈着
炎症後色素沈着は、赤っぽかったり黒っぽかったりしています。また、表皮から真皮にかけてうっすらと存在しています。フォトフェイシャルの光、IPLは黒色や赤色に反応します。
フォトフェイシャルから照射されたIPLが表皮から真皮にかけて存在している、赤色や黒色の色素沈着に反応して、炎症後色素沈着を治療します。
毛穴
毛穴の黒ずみにフォトフェイシャルの光のIPLが反応して、黒ずみを薄くしていきます。
また、IPLはコラーゲンがある真皮層まで届くので、コラーゲンに刺激を与え、コラーゲンを活性化し、肌に張りを与え、毛穴を目立たなくします。
赤ら顔
フォトフェイシャルの光のIPLは赤色に反応します。また、赤ら顔の原因となる毛細血管は真皮にあります。毛細血管が拡張していると、赤ら顔に見えてしまう場合があります。
IPLは真皮にある毛細血管にアプローチし、毛細血管を凝固することで、赤ら顔を目立たなくします。
ただ、血管腫やもともとある赤あざなどには効かない場合があります。
肝斑
肝斑の場合は、刺激が強すぎるとかえって濃くなってしまいます。
フォトフェイシャルは光を照射するため、複数の波長を出してしまいます。
そのため、肝斑を治療する場合は単一の波長を出し、均一のレーザーの型(トップハット型)で照射できる、ピコドリームやスペクトラレーザー、メドライト C6での治療を推奨しています。
フォトフェイシャルの概要
保険適用外の自由診療
施術料金 | ■全顔 ¥33,000(ショット数目安100~120ショット程度) ■全顔(3回) ¥89,100 ■全顔(5回) ¥140,800 |
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オプション~イオン導入~
ビタミンCイオン導入
ビタミンCは肌に塗るだけではなかなか皮膚に浸透しないので、ビタミンCをイオン化して小さくして肌に浸透させます。ビタミンCのイオン導入にはニキビの炎症を抑え、皮膚の再生を促します。また、美白作用もあります。
共立美容外科は全国に26院あります
共立美容外科は全国に26院あります。