• 少し値段が高くても、持続期間が長い糸リフトをされたい方
• 法令線が気になる方
• 小顔にしたい方
• ゴルゴライン（ミッドチークライン）が気になる方
• マリオネットライン（ブルドックライン）が気になる方
• すぐに効果を出したい方
• たるみが気になる方
• フェイスラインが気になる方
• しわが気になる方
• 肌のハリが欲しい方
• 顔だけぽっちゃりしている事が気になる方
• 将来のたるみやシワに対する予防をしたい方
• 溶ける糸で施術をしたい方

日本市場に出回っている溶ける糸リフトの素材のほとんどはPCL、PLA（PLLAなど）、PDOになります。

持続期間が長い順にPCL→PLA→PDOになります。

ボブリフトプレミアムは持続期間が長いようにPCL（ポリカプロラクトン（ Polycaprolactone ））という医療用の体内に吸収される素材「生体吸収性医療用ポリマー」でできています。

PDOやPLAに比べ柔らかいことが特徴です。

PCLは体内に挿入するとエステル結合に加水分解が生じて分解されて溶けてなくなります。

PCLの素材自体は医療機器として、アメリカの厚生労働省にあたるFDAから承認を得ていてCEマーク認証も取得しています。

PCLによりコラーゲン新生が生じることは国際臨床試験で既に認められており、美容外科以外の医療科目でも何十年もの期間、使用されています。

例えば、整形外科及び眼科では医療機器の主な構成要素として、歯科では薬剤として使用されています。

また、PCLはコラーゲン産生作用があるため、注入剤としても使用されています。

またPCLは世界中で高い評価を得ています。

PCL製の医療用の糸は、1990年代から市場に導入されており、1995年に発売されたPCL糸製品が今でも販売されています。

• 参照） Bahareh Azimi, Parviz Nourpanah, Mohammad Rabiee, Shahram Arbab (2014).
  ”Poly-epsilon-caprolactone fiber : An overyview”. Journal of engineering fibers and fabrics volume9, issue3

PLLAは生分解性ポリエステルのひとつPLA（ポリ乳酸 : Polylactic Acid)のL体になります。
PLLAがコラーゲン新生に及ぼす作用は国際臨床試験で証明されています。

PLLAは当院で扱っている糸は、シルエットソフトで使用されています。
ただ、 PLLAはPCLに麻酔クリームを塗布することで痛みを緩和しています。

PLLAは米国FDAが承認を得ています。
PLLAは挿入後約6か月以上分解されず、効果は約18ヶ月前後で溶けると言われています。

PDOは美容外科をはじめ、形成外科や生体組織工学などの生物医学的用途に使用されている医療素材です

PCLやPLLAに比べ加水分解が早い事が特徴です。
また、PCLに比べてやや硬い素材になります。
溶けるまでの期間は、PDOは約6～12ヶ月程度と言われています。

当院で扱っている糸リフトではボブリフト プレミアムやテスリフトがPDOで作られています。

PCLは体内に入るとPDOやPLA（PLLAなど）よりも時間をかけて加水分解されます。

PCLが体内で溶ける期間の目安は約24～36ヶ月程度と言われています。

このことは論文などでも発表されています。

• 引用及び出典） Mohammed Abedalwafa, Fujun Wang, Lu Wang, Chaojing Li (2013).
  ”Biodegradable poly-epsilon-caprolactone for tissue engineering applications”.
  Advanced.Mater.Sci.123-140

• 引用及び出典） Jose E. Baez (2015).“A comparison of three different biodegradable aliphatic oligoesters (PGA, PLLA and PCL) with similar linear alkyl eand groups by DSC and SAXS”. International journal of polymer analysis and charaterization. 637-644. doi:10.1080/1023666X.2015.1054138

皮下にボブリフト プレミアムを挿入すると体が異物反応を起こし、糸の周りにコラーゲンを生成させます。

このコラーゲンをコラーゲントンネルと呼びます。

挿入後２～３週間で皮膚の弾力及び再生に関与するコラーゲンが生成され、肌のハリを感じられるようになります。

ウサギにPCLを注入した実験では、２週間でコラーゲンが生成されました。

• 引用及び出典）ボブリフト プレミアムの日本の正規代理店PRSS.Japan 株式会社より画像提供を受け、一部画像を加工しています。

2000年代や2010年代前半に日本で流通していた糸リフトは、カッティング型の糸リフトが多かったです。

このカッティング型とは、先に糸を製造し、その後に刃物で、糸に切り込みを入れてトゲ（コグ）を作るものでした。

この古いタイプの糸リフトの場合、トゲの間隔が一定でなく、また切り込みを入れて作っているため、トゲの根本が弱く、皮下組織を持ち上げづらいデメリットがありました。

トゲの先が尖っているため、皮下組織に挿入したときに、痛みを感じる方がいらっしゃいました。

ボブリフト プレミアムの場合は、トゲと糸が一体となって製造されるためトゲの根元が強く、「切り込みタイプ」の糸リフトより強力にたるみを持ち上げることができます。

また挿入時の痛みに配慮するために、トゲの先端も丸みを帯びています。

バーブツーアンカーというGRAND AESPIO社から発売されている、韓国製の糸リフトも同じタイプです。

このタイプはいかり型とも呼ばれています。

カッティングタイプの糸リフトの場合太さが薄い個所と厚い個所があり、薄い個所は糸の強度が弱いですが、ボブリフトプレミアムの場合は糸の太さが均一のため、そのようなことはありません。

ボブリフト プレミアムは、たるんだ皮膚を2方向に伸ばし固定力を出すために、科学的に設計されています。

牽引力と張力をもたらすためにトゲが双方向に向かい合って付いています。

ボブリフト プレミアムは引上げ力を強くするために、プレス成形技術で製造されています。

まず型を制作し、そこにPCLを流し込み、 PCLを物理的に傷つけないように圧力をかけて形成します。

共立美容外科は全国に26院あります。